聖母の騎士

聖母の騎士 2025年5月号

月刊「聖母の騎士」はマキシミリアノ・コルベ神父が、日本の国民にキリストの福音と聖母マリアの愛を伝えるために創刊しました。その内容は、カトリックの教え入門、現代に生きるキリスト信者の横顔など、キリスト教を紹介する読み物になっています。信者の方はもちろん、キリスト教に興味、関心をお持ちの方にもお勧めいたします。 ◆イエスさまとマリアさまとわたしたち(岩田真里亜)◆シスターのひとり言(岡 立子)◆母マリアさまとともに思い巡らす(加藤 智)◆もう一人のマリアを生きて(縄野光子)◆新生会HALCの丘から(原 慶子)◆ラルシュかなの家「日々の生活」(平石智美)◆山谷のまちからこんにちは!(平 恵子)◆聖霊の息吹に誘われて 日本全国巡礼記(渡辺 俊)◆聖コルベ記念館にようこそ!(小山田千歌子)◆人人のあいだに・人人のなかに(太田 勝)◆依存症回復への道(渡慶次 稔)◆小さな命を大切にするために(矢野大和...
聖母の騎士

聖母の騎士 あの日の1コマ Vol.47 ゼノ修道士の新聞叙階

「アリの町に十字架ゼノ神父も一役」、昭和25年の11月のある日、朝日新聞の夕刊にこんな見出しで小さな記事が載りました。内容はごく単純なもので、東京浅草の隅田川のほとりに通称アリの町というバタヤ部落がある。そこに住んでいる人たちは一人残らずバタヤだが、アリのように団結して働いている。今度、アリの町の中央に教会を建てることになり、それを耳にしたゼノ修道士が協力を申し出て、建築材料を提供することになった、というものでした。しかしこの小さな記事が思いがけない問題を引き起こしてしまいました。 「叙階していない修道士が神父とは何事か!」、「勝手にバタヤ部落に教会を建てるとはけしからん!」このような非難が外部から起こり、上長もゼノ修道士も困ってしまいました。そこでアリの町の人たちとゼノ修道士は東京大司教区を統括する土井大司教様の所へこのことについて釈明をしに行くことになりました。 東京大司教館につくと受...
毎日の黙想

毎日の黙想2025年5月号(4月20日~5月31日)

「毎日の黙想」は米国のTHE WORD AMONG US誌を抄訳した日本語版です。毎日のミサで朗読される聖書のみ言葉のうちのひとつを解説しています。ご自分の祈りの時間に、その日の箇所を祈りとともにお読みになられてから、毎日の黙想を読まれることをお勧めいたします。米国の典礼暦に沿った内容ですので、日本の典礼暦による聖書朗読箇所と合致しない日がありますが、ご了承下さい。発行:聖母の騎士社ページ:A5判 本文64ページ備考:2025年5月号(4月20日~5月31日)価格:583円(税込)■購入ページへ ■年間購読はこちら
聖母の騎士

聖母の騎士 あの日の1コマ Vol.46 猿ば撮るサルバトール神父様

今から60年ほど前のこと、サルバトール神父様は大学の夏季休暇中に兵庫県の仁川修道院へお手伝いに行きました。そしてお手伝いの合間に大学で履修していた自然人類学のレポートのために猿の写真を撮りに宝塚ファミリーランドや箕面の猿の出る山へ行きました。ある日、サルバトール神父様宛に暑中見舞いのはがきが届きました。修道院でお手伝いをしていた長崎出身の信者さんはその宛名を見てこう思いました。確かによく「猿ば(を)撮る」神父様に違いないが、宛名にそのように書くのは失礼にあたるのではないかと。このことを周りの人に話したところ、サルバトールとは救い主という意味の修道名だったことが分かり、少し恥ずかしい思いをしたそうです。※長崎の方言で「~を」を「~ば」といいます。聖母の騎士 2025年4月号より掲載
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